心をほどく体験と心が躍る蟹と魚 海辺のうまし宿とト屋/丹後半島・間人(たいざ)-間人蟹料理と地魚料理- International Tourist Minshuku

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冬のプラン登場♪♪ 丹後一 カニ好き女将の間人港 間人蟹奮闘記!

kani01.jpg 11月5日、午後8時 新しい長靴をはき、港に船員たちが集まってきます。
家族も一年ぶりの出港を祝いお見送りをします。とト屋女将も大漁祈願のお酒を振る舞い、夜食にパンと飲み物を差し入れに行きます。シーズンの安全を祈り、大漁を願い家族の一員のように見送ります。海が穏やかだと笑って送り、荒れた日は声もかけれずただただお見送り。

ワクワクドキドキするこの日は、一年の始まりのお正月のよう。

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港についた協進丸の蟹あげがはじまりました。 まずは地元人がまちこがれるセコガニ、コッぺです。
一つづつ大きさと外子があるか確認しながらの選別は大漁だと大変です。
大、中、小、小小、ゼニにわけられます。松葉は最後に競られるので水槽の中で待機です。地元人はこのセコをまちこがれ、とト屋でも解禁日はスタッフみんなでいただきます。

【セコガニの神秘的なお話】
松葉ガニの雄はセコガニの雌を射止めるために処女蟹を探しに行きます。メスガニは一度受精すると毎年毎年、卵を放つ事ができるそうです。一度の交尾で多くの蟹を産みつけるメスガニの存在は凄いですね。だから蟹がたくさんとれるのか。

環境保全も欠かさない丹後半島の蟹漁は、さすが山陰海岸ジオパークの魅力です。

kani03.jpg松葉蟹が競り場いっぱいに並びました。漁師さんの奥さんがしきり、船員さんと選別した蟹をグリーンのベットの上に並べます。仲買人さん達は五隻の船の蟹を確認し、買い付けの準備をします。私もしっかりと歩いて回り、船長さんの話や仲買人さんからいろいろ教わります。

今日はどれだけ仕入れようかな。値段はどれくらい。何処の船がいい蟹か。競りが始まるまでの間、緊張です。



kani04.jpg 大勢の仲買人さんや見物客でにぎわいます。ピピーと笛の合図で競り人が登場します。

クリーンの帽子は準組合員なので競ることはできませんが、競り場に入ることはできます。とト屋はこうして仲買人さんが競り落とした蟹を即座選んで仕入れます。大蟹の注文や最高峰の蟹のお客様のご予約が殺到している時は仲買人さんになった気分です。



kani05.jpg仲買人さんにピッタリついて、競り値を確認をし、落ちた蟹を「とト屋」と書いた伝票を付け持ち帰る準備をします。大漁の時は混雑し、競り落とした蟹がないと大騒ぎになることもあります。大変な金額ですものそれはそうでしょう。

その、女将の目で見て、確かめた「間人ガニ」は、すぐにとト屋に持ち帰り当館の水槽に入れます。

お客様にお出しするまで、間人ガニは、大切に大切に管理を致します。

とト屋の女将は、「間人ガニ」を心から愛しているのです。

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